今回は【小学生から考えたい評定対策】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
小学校に入ると通知表が一学期、二学期、三学期の終わりに先生から渡されます。
小学生時代はよくできた、できた、頑張りましょう、といった三段階評価で、個人的な意見ですがザックリした内容です。
親としては気になるものですが、まだ小学生時代はそこまで胃がキリキリするくらい気にするものでもありません。
しかし、中学生になると通知表、つまりは各教科の評定というのは大きな存在となります。
高校受験であれば受験先の高校に書類として、在籍する中学校から内申書の提出が必須です。
内申書というのはパンドラの箱のような扱いをされますが、中学校での9教科の成績、部活動や生徒会、委員会活動の様子や英検などの資格が記載されています。
入試においては当日の筆記試験と同じように受験生の合否判定をする際の重要な資料となります。
一般的には進学校になればなるほど当日の入試の点数を重視しますが、そもそも進学校を受ける受験生の大半が各中学の優等生代表になるので内申書の中身というのもかなり良いものだと思っていいでしょう。
つまり、トップ高校を受ける子は【オール5が当たり前】という子がズラリと勢ぞろいしている状態です。
もの凄く賢く、学校の勉強を疎かにして、当日点さえ良ければ合格するはずと考えていても、入試当日の問題の難易度が例年よりも易しくなっていれば、トップ高校や2番手校を受験するこの間の点数差というのもあまり広がらず、内申書勝負ということにもなりかねません。
しかも、自治体や高校によって9教科の成績の扱い、内申点の出し方も異なるので、入試直前期に慌てて気にするということは絶対に避けて、早い段階から対策を考えるのが無難です。
内申書の中の中学校での成績というのは中学校3年間、中学校3年生のみ、中学校2年生と3年生の2年間と自治体によって定めている期間が違うので、住んでいる地域の高校受験はどうなっているのか確認しつつ、子どもが小学校3年生や4年生頃から家庭で対策を練るのが肝要です。
なぜ小学生から考えないといけないのかというと、子どもとはいえすぐに人間は変われないということや、授業態度などで印象が大きく左右されるので、まだ親の言うことを素直に聞く年齢から話し合いをしていくのが評定攻略には欠かせません。
また、中学3年生のみを対象としていたとしても、ずっと評定で3を取っていた子がいきなり5になることはほぼ不可能だからです。
中学1年生で3だったら、中学2年でもの凄く努力をして努力をして、親子で対策をして4にしていかないと【中学3年生で5を貰う】には近づけません。
そのくらい人間の印象は短期間で変わらないので、戦略を立てるということが重要になってきます。
それでは具体的にどのようなことに気をつけた方が良いのかをご紹介していきます。
提出物は親子の連携が必須
まず、基本的なことですが【提出物の期限を厳守する】を徹底してください。
提出物の期日を守れるかどうかは子どもの印象を左右します。
【ちょっと遅れても大目に見て欲しい】と思いたいところですが、義務教育期間の最後である中学校では【高校進学をせずに社会に出る子もいる】という可能性があるので、社会人として最低限のルールを守る、学ぶ場所、という見方もできます。
私が中学生の時は学年に数人高校進学をせずに社会で働き始めた同級生もいました。
今や高校進学が当たり前という時代ではありますし、私が中学生の頃もそういう雰囲気に包まれていましたが、なかには中卒を選択する家庭もあります。
そうしたことを踏まえて【中学生になると期限を守るということの重要性が高まる】と心に留めて、新学期早々からたくさんある提出物を筆頭にしっかり記入して提出するようにしましょう。
子どもが言い忘れることもあれば、親がすっかり忘れることもあります。
こうしたことを防ぐためにも親子のコミュニケーションをしっかり取りつつ、小学生の頃から【先生に渡す書類があったらすぐに教える】ということをしていきましょう。
提出物は親子の連携が成功のカギを握ります。
小学校時代も提出物があって、期限も定められています。
とくに新年度は児童調査票、健康関係の書類などけっこうな量の提出物があります。
ただ、小学校では期日を過ぎてもさほど注意されることはなく、ペナルティが課されることもありません。
野外活動や修学旅行など大イベントに関する重要書類だとさすがに電話がかかってくるとは思いますが、子どもを介して催促を伝えられるというケースが多いと思います。
【提出物が遅れても大丈夫】という感覚を持ったまま子どもが中学に進学すると、【どの提出物も期日を過ぎてから慌てて提出する生徒】になってしまう恐れがあります。
中学生になると【社会に出る準備が本格化する】という話を家庭でし、【提出物の期限を守れる家庭】になるようにしていきましょう。
小テストを軽視しない
さて、中学生になるとテストは定期テストと年に3回程度の実力テストのみになります。
そのテストを頑張れば教科の評定が良くなると思っている方は少なくないでしょう。
もちろん、定期テストは学んだ単元をしっかり継続して勉強してきていることや、理解度を測るわけですし、中学校生活でも最重要テストです。
しかし、この他にも各教科担当の先生が授業中に実施する小テスト、確認テストやレポート作成も軽視してはいけません。
子ども①が通い、子ども②も通っている国立中学では教科の先生が定期テストとは別に評価する小テストや課題を課し、その出来も成績の評定をつける際の参考にしています。
学区の中学でも教科の先生によってはワーク提出、英単語の小テストなどを行っているようです。
私も中学生の時に国語の時間に漢字の小テストがあり、英語では英作文や英単語のテストがあったというのを記憶しています。
小さいテストなのになぜか先生が回収したりしていたので、最初は【どうしてかな?】と不思議に思っていましたが、それがかなり重要度の高いテストだということに後で気がつきました。
やはり、周囲でも成績の良い子はこうした小さなテストも抜かりなく対策をしていました。
塾で仕事をしていても、宿題で出した英単語の暗記もきれいに成績によって【対策してきた】【対策していない】に分かれていまいた。
定期テストは【テスト】と大々的に銘打って行うので、多かれ少なかれはあるもののどんな子も勉強はしています。
ただ、授業中に行う小テストというのは生徒の本当の学習意欲が見えてくるので、先生たちも成績をつける際に参考にしていると思ってください。
小学校では中学のような小テストのような存在は、ユニットテストという単元の中でもさらに細かくしたカラーテストの半分のサイズのテストにあたると思います。
ユニットテストもちゃんと出来ていれば、カラーテストでも良い点数が期待できるのと同じように、各教科で行われる小テストで結果が出るよう日々の勉強を頑張ることを子どもに伝えていきましょう。
定期テスト対策を考える
ところで、小学生から中学生になって勉強面で一番変わったと感じるのは定期テストの存在です。
定期テストの点数で評定がどうなるかを大きく左右します。
もちろん、良い点数を取っていても授業態度が悪ければオール5は取りにくくなりますが、いくら授業態度が良くても点数が悪ければオール5の道は遠のきます。
中学の定期テストは数ヶ月に一度のテストであり、どの教科も複数の単元がテスト範囲となり、テストが行われる日程も【この二日間】とか【一気に5教科を一日で終わらせる】ということもあります。
これは小学生時代には経験しないことなので、小学生の頃から中学でのテストのシステムを時折話をするようにしていくのがベターです。
中学生になると普段の学校の生活プラス、放課後や土日に部活もあるので【勉強と部活の両立】が大きなテーマになります。
小学生はまだピンとこないと思いますが、円グラフなどを利用して小学生時代の一日の流れと中学生になってからの一日の流れの違いを見せてください。
子どもも自由時間が限られている、つまり学習時間の確保も難しくなる中で日々の勉強とテスト勉強をしていくことが大切だと分かるはずです。
テスト直前期は部活動停止期間が設けられていますが、その期間も【数日だけ】という学校もあるので、直前になって慌てて勉強しても高得点が取れるかというと微妙です。
子ども①②の周囲で、一部の神童さんを除くと成績上位層は【定期テストの1ヶ月前からテスト範囲になりそうな単元の復習をし始める】ということをしています。
神童さん以外の子どもたちはオーソドックスな定期テスト勉強を地道にしていくしかありません。
期末テストのように実技教科も行われる時はテスト対策も大変ないので、国語であれば漢字の読み書き、英語なら英単語や英作文、教科書に出てくる表現や学んだ英文法の復習をし、リスニング対策も少しずつしていくと安心です。
理科や社会も普段の家庭学習の中で復習する時間を設けて、土日などまとまって勉強できそうな日に暗記すべき用語を覚えたりする勉強法にシフトチェンジしていくというのを教えましょう。
小学生の頃から定期テスト対策を考えさせるというのは早過ぎると思うかもしれませんが、がちがちに考えさせるというわけではないにしろ、予備知識がないよりは合った方が子どもも中学進学に向けて身構えて真面目に考えるようになります。
中学生になると高校受験での評定、内申書というものを多少なりとも気にしないといけません。
子どもが好き勝手に過ごすことがないよう、くぎを刺す意味も込めて評定対策を話し合ってみてください。