【教育小噺】中学進学に向けて 小学校ラスト2年間で鍛えておきたい力 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】中学進学に向けて 小学校ラスト2年間で鍛えておきたい力

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今回は【中学進学に向けて 小学校ラスト2年間で鍛えておきたい力】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

親にとって子どもの進学では小学校入学が子育てにおいて大きなターニングポイントになります。

中学進学は子どもが12歳になっているので中学受験するわけではないのであれば、親が率先して入学準備に向けて動くというのは制服購入などにとどまると思います。

ただ、子どもの方は中学に入ると小学校との違いから色々と戸惑うことが多々あります。

私も経験していますが、正直戸惑うという気持ちが続きすぎて頭の中で処理できないくらいの変化なので、【慣れるしかない】と開き直るくらいでないと中学校生活にすんなりと適応することができないと感じています。

俗に中1ギャップと呼ばれており、今ではそのギャップをなくそうと進学を控えた小学校6年生向けに中学生になってからの一日の過ごし方、部活動紹介、場合によっては学区の中学の校内見学が行われることもあります。

子どもが【中学生はこんな感じ】というのは肌で感じる機会でもありますが、やはり実際になってみないと分からないこともたくさんあります。

 

とくに中学では勉強面で大きく変わります。

小学校ではそれなりに賢い子と思われた子でも、中学では学力上位層に入れないということも珍しくありません。

【小学校のクラスでそこそこできる子】は偏差値60未満の高校を受験したりもするので、子どもの高校受験などを見据えるといかに中学の勉強にちゃんと適応して、理解する力を身につけられるかということも大切になってきます。

小学校高学年になると中学進学までラスト2年ですから、【中学の勉強に躓かないために】ということを意識していくようにしましょう。

それでは、どのような力を小学校5年生、6年生で鍛えておくべきかをご紹介していきます。

 

英語力

まずは英語力です。

英語力を鍛えていくことは以前にもまして重要度が高まってきています。

小学校でも5年生になると英語を教科として学ぶようになります。

2020年度から学習指導要領が改訂となり英語が教科となりました。

我が家の子ども①は当時小学校6年生でしたので、初年度から【小学校英語はこういうものか】というのを保護者目線で見てきています。

そして、翌年には中学でも学習指導要領改訂となり、中学英語と小学英語とのギャップを痛感しました。

まず、ザクっというと小学英語は英語に親しむ、英会話表現を使ってみるというユルッとした雰囲気の中で授業が進んでいきます。

緊張感バリバリ感じるわけではなく、誤解を生じるかもしれませんが【子ども向けの楽しい英会話教室】といった感じでゲームをやったり、自己紹介をしたり、隣やグループ活動で英語で会話をしたりと小学5年生と6年生が英語の色々な表現方法を学んでいきます。

 

しかし、中学生になると英会話表現を多く学ぶという変更点はあるものの、基本的には親世代と同じように英文法重視の英語教育になります。

そして、授業で使う英単語も増えるので表現のバラエティーも富みます。

そうなると、定期テストのレベルもアップするのも自然な流れです。

また、小学校で2年間英語を学んできているという前提で中学英語を勉強するので、親世代が入学後に勉強した英語の授業のようにアルファベット練習、数字の練習、色や果物などの簡単な英単語の練習はすべて飛ばされると思ってください。

復習はしますが、昔のように一から丁寧に勉強するということはありません。

ですから、小学校5年と6年で家庭学習で英語のドリルや問題集、インターネットにある無料教材などを使用して英単語や簡単な英文法、代名詞、be動詞と一般動詞の区別など最低でも【かつての中学1年生が9月くらいまでに学んだ内容】を小学生の間に定着させておくのが理想的です。

 

思考力

次に中学での学びに適応していくには【思考力】を軽視することはできません。

学習指導要領改訂により、児童生徒に考えさせる学びを重視した授業が行われています。

これは子ども①②と子ども③の低学年や小学校3年での学校の授業や宿題を比べても、【考えさせることが増えているな】というのは感じてきました。

中学でもその流れを踏襲しているので、中学で勉強を頑張る、良い成績を残すという時は思考力の有無で左右されてしまいます。

思考力系の問題というのはザクっと言えば【考えて答えを導き出す】ということになるので、複数の資料に基づいて設問に答える問題や、記述問題などが増えるということになります。

英語であれば【こういう立場となって英作文を書いてみなさい】というのも思考力系の問題になるでしょうか。

とにかく、素直に知識を覚えておけばOK、という学びではなくなっています。

学んだ知識や公式を使って自分なりに考えて答えを導き出すというカラーが濃くなっているので、たとえ基本問題であっても、考える力が未熟だとものすごく難しく感じてしまいます。

 

思考力はそう簡単に伸びないですし、思考力が活かされる子というのは基礎学力が盤石で知識をしっかりものにしています。

我が子の思考力に不安を感じる時は、まずは基礎学力を鍛えつつ、算数であれば文章題や図形、理科や社会も中学進学を見据えて文章題の多いドリルや問題集に取り組ませていくようにしていきましょう。

我が家では、親子の会話で考えさせることを意図的に増やし、家庭学習でも計算問題ばかり、漢字練習だけ、とならないように気をつけていました。

思考力の有無というのは高校受験で言えば進学校を受けられるかどうか、進学校の中でもトップ高校や2番手校を受けられるか、という線引きの元になります。

小学校時代よりも格段に難しくなる中学の勉強に適応するべく、思考力向上を目指していきましょう。

 

読解力

小学校と中学校の教科書は分厚さ、中身などもかなり異なります。

当然と言えば当然のことですが、勉強をする際に覚えておくべき用語、知識、公式も増えます。

また、教科書の文章もどの教科も進級進学していけばそれに合わせて難化していくので、読解力が不足気味な子にとっては教科書であっても読んでみて難しさを感じると思います。

勉強する上で、問題を解く上で絶対に文章を読むということを外すことはできません。

その文章が小学1年生向けなのか、中学1年生向けなのかで文の表現も変わってきます。

ただ、中学1年生向けの文章を全員が理解するわけでもなく、読解力に自信がない子はどの教科も【よく分からない】と感じることが増えていき、勉強に対してやる気が出にくくなってきます。

読解力というと国語ばかりに目が向いてしまいますが、例えば数学の証明も理論立てて説明していくので、問われている意味を理解できなければ、説明することもできません。

【教科書を読んで理解しなさいと言われても分からない】【問題文の意味が分からない】という子もいるので、そういう事態にならないためにも小学校ラスト2年間で読解力を鍛えていくようにしてください。

読解力が向上していくと、少しずつ読んでも分からなかったことが分かるようになります。

 

読解力を鍛えるというのは本当に長丁場です。時間がかかります。

私も短期間で国語の成績を伸ばして欲しいという要望を受けたことがありますが、焦っても仕方がなくて、地道に向上するという希望を持ちながら、文章を読む回数を増やし、児童書、科学的なテーマを取り扱った小学生向けの本を読みつつ、読解力を鍛えることに特化した市販のドリルや問題集を家庭学習で取り組ませることをしていきましょう。

読解力がかなりある子は塾で出会った子を含めて、基本的に長年本に親しんでいる子が多く、さらに算数や数学もできるという傾向がありました。

算数や数学が極めてよくできるけれど国語をやや苦手とする子もいますが、個人的に知っている範囲だと【小説をじっくり読むのが好きではない】【パッと読み終わるような文章が好き】という共通点があるので、勉強での読解力とダイレクトに結び付きにくい【作品を鑑賞する】という点も高校受験や大学受験という、未来の受験を考えると軽視できないのでは、と思っています。

 

小学校と中学校とでは勉強の進み方、やり方、そしてテストもガラリと変わります。

【入ってからで間に合う】というほどノンビリ構えてられないので、小学校ラスト2年間は中学進学を意識して親もサポートをしていきたいですね。

 

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