マウントを取ってくる子が伸びにくい理由 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

マウントを取ってくる子が伸びにくい理由

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今回は【マウントを取ってくる子が伸びにくい理由】と題し、お話していきます。

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子どもの世界でも大人の世界でもマウントを取ってくる人がいます。

小さい頃は気がつかなくても、成長してから『あぁ、あれがマウントを取るということか』と気がつくことがあります。

相手が持っていないものを見せびらかす、経済的に厳しい家庭の子に旅行に行ったことを誇らしげに喋るという子は昔の表現では『自慢する子』になるでしょうか。

ただ、裕福な家庭の子でも『自慢しない子』はいました。

子どもの頃は『控えめな子』と受け止めていましたし、それこそ自慢をするのはドラえもんのスネ夫やスネ夫のママみたいな性格だと内心思っていました。

時代が移り変わり、自慢をする人のことを『マウントを取る人』と表現するようになりました。

自分より格下と思う人に対して自分の優位性を示す人、というように捉えられています。

その概念は子ども同士でも、学生同士、社会でも共通していると思います。

よくママ友との会話でマウント合戦が出るという話がSNSやインターネット上などで取り上げられることがあります。

マウント合戦は女性の世界に多いという考えが浸透していますが、そんなことはないと個人的には感じたりもしています。

 

さて、マウントを取る人には子どもも含まれています。

自分の子どもの頃、塾で仕事をしている時にもそういうタイプの子はいました。

それでは、さぞ素晴らしい成績なのかと思いきや、そんなことはないです。

とても不思議なことですが、『最上位層でマウントをしてくる子が皆無』という印象が強いです。

一方、成績でマウントをしてくる子は『いやいや、あなたよりも上の子はけっこういるよ』と突っ込みたくなることが多く、すごく不思議で理解し難い言動をしていました。

おそらく、視聴者のみなさんの周囲にも少なからず成績でマウントを取ってくる親子に遭遇したことがある、または現在進行形でお付き合いしているという方もいると思います。

しかも、『もっと上の子がいるのに何故?』と感じることもあるでしょう。

今回は、身近に潜んでいることもあるマウントを取ってくる子がなぜ成績が伸びにくいのか、その理由をご紹介していきます。

 

1.常に下の成績の子に意識が向いている

マウントを取ってくる子は、常に自分よりも下の子と比較をして優越感に浸っています。

下を意識しているということは、自分より成績の良い同級生と今の自分を比べることはしません。

そのため、自分の学力、順位などが上位層とどのくらい離れているのかということを正確に把握できないままでいます。

比較対象が格下の子なので、もっと勉強を頑張ろうという気持ちが湧いてこなくなります。

現状維持でも勝てる、自分が優位性を保てると思っているからです。

こういう気持ちを抱いて勉強していると、まず間違いなく成績の伸びが鈍化していきます。

知らぬ間に自分自身が格下だと思っていた同級生と同じ学力層に所属しているかもしれません。

『相手は75点だけれど自分は80点』

5点上だということに満足し、学習量を変えずに勉強しているとどうなるでしょうか。

気がついたら相手は自分を越していっても不思議ではありません。

 

格下を見て、それに満足して緩慢な態度を取っていると遅かれ早かれ痛い目に遭うのが世の常です。

『まさかこんなことになるなんて』と思い、躍起になって勉強するようになればいいのですが、どういう訳かマウントを取る子は努力して追い抜いて行った子を猛烈に追いかけるということをあまりしません。

がむしゃらに勉強して格下だと思っている相手に勝ちにいく行動をとるというのは、プライドが許せないのでしょう。

とにかく、傍目から見ていても不思議な行動をするのがマウントを取る子の特徴です。

学力を鍛えていこうという気力があまりないので、どうしても成績は伸びにくくなります。

 

2.自分が上に立てる世界で生きている

塾でも、志望する高校をわざとランクダウンさせて『その中で自分の優位性をキープしたい』と考えている子がいました。

例えば、進学した高校は偏差値53とお世辞にも進学校とは言えないものの、マウント気質の子は偏差値56なので受験すれば確実に合格し、入学後も真面目に登校して勉強していれば同級生の中では『成績優秀な子』という立ち位置を築くことができます。

そういう流れで高校に進学し、地元の私立大学に指定校推薦で進むというその学校の中ではかなり優等生の進路進学を果たしました。

『周りが勉強できなさすぎる』

『定期テストも簡単で30点とか取る子が信じられない』

と愚痴をこぼしつつ、自分のすごさをアピールしてきました。

ただ、塾にはそれ以上の進路進学を実現する子もいます。

そうしたなかで、『努力はしただろうけれど、なぜ自慢をしてくるのか?』と理解に苦しむ言動をしていました。

 

自分が上に立てる世界に固執して、その世界で生きていくという傾向が強く、独特の世界観を持っているなと感じました。

ある意味、これは生きていく上で大切な戦略かもしれませんが、それはもう少し経験を積んで、年を重ねてからでも良い考え方だと思います。

子どもの頃から自分が上に立てる世界でのみ生きていこうとすると、自分の能力を伸ばすことや鍛えるという気持ちを育てられなくなります。

結果として、居心地の良い場所探しを永遠と見つける旅人になってしまうので、なかなか学力を伸ばしていくというのが難しくなります。

より良い自分になる、と上を目指すほどの努力はしたくない、今の世界で満足しているので『威張ってばかりだけど上位層に比べれば成績はまだまだだよね』という子が少なくありません。

 

3.自分より成績の良い子に挑まない

マウントを取る子は優越感に浸りたいので自分よりも成績が悪い子に声をかけ、自慢をします。

そのため、学力上位層などに積極的に声をかけたりテストの話をすることもしません。

何故なのかと言えば、マウントを取ってくる子はほぼ間違いなくプライドが高いので、自分の成績が悪いと自覚してしまうような『学力上位層との比較』は避けます。

そして上位層の子と仲良くなろうともしないです。

仲良くなれば、必然的に自分との差を目の当たりにするので、プライドがズタボロになります。

優秀な同級生と仲良くなると自分の優位性を見せつけることができないので意図的に距離をおきます。

 

そのため『どのくらい勉強すれば良いのか』というのが分からないまま学校生活を送るので、成績上位層の努力や学力を知らないまま時が流れていきます。

塾でもプライドの高い子を教える時は、本当は応用問題でもなく基本問題なのに『分からなかった?』という声がけをせずに『ちょっと応用問題があったりしたかな?』と表現を変えるようにしました。

めちゃくちゃ面倒なことですが、『分からないのを周囲に悟られるのが嫌』という子もいるので、『難しい問題だから苦戦した』に言い換えると悪い気はしないからです。

とはいえ、勉強して結果を残すには恥も外聞もなく努力する姿勢や『自分はまだまだ』という謙虚さが大切です。

マウントを取る子はこうした気持ちが不足していると個人的には感じています。

 

まとめ

生きているとどこかのタイミングでマウントを取る人に出会うことがあります。

威張ってばかりいる彼ら、彼女たちは自信満々に見えますが実は周囲の目を気にし、『自分はスゴイ』と認めてもらいたい気の弱い人なのかもしれません。

そうでなければ、自分よりも成績が下と認識している人にのみ意識を向けることはしないでしょう。

格上の人に接する気も、勉強面で張り合う気持ちがないのも自分が築いている世界を壊したくない表れなのかもしれません。

 

近くにいるとゲッソリした気持ちになりますが、『こっちが頑張って追い越していけば相手にされなくなる』と思い、その人を追い越せるよう頑張って結果を出すのが一番有効的な撃退法です。

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