【教育小噺】神童と普通の子の違い | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

【教育小噺】神童と普通の子の違い

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今回は【神童と普通の子の違い】と題し、お話していきます。

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小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。

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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。

内容は一緒です!

透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】

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新作です。

 

kindleのジャンル別ベストセラー獲得しました!

ありがとうございます。

 

学校生活や塾でたまに『神童か?!』と思うような子と遭遇した経験がある方、いると思います。

神童という基準は色々とありますが、一般的に勉強面で【ちょっと桁外れにスゴイ子】というのが共通認識でしょうか。

同じように学校の授業を受けているのに1回説明を聞いたら全てを理解して、皆が苦戦している問題もスラスラ解けてしまう。

そういう子を見ると『自分の子とどうしてこんなに違うのか』『地頭が違い過ぎる』と感心したり、羨ましく思ったりと複雑な心境になったりします。

神童はゴロゴロいるわけではない、むしろ滅多に会えないからこそ『神童』という特別な言葉で語られるわけです。

メディアでも、例えば7歳で合格率の低い難易度の高い資格に合格した子の話というのは昔から取り上げられてきました。

その流れは今も昔も変わらず、『スーパーキッズ』や『ギフテッド』として騒がれることも多々あります。

メディアが大々的に報じているということは、裏を返せば『そういう子はめちゃくちゃ少ない』『超レアケース』ということを意味しています。

希少価値が高ければ高いほど注目を集めるので、そういう子と比較して『うちの子は全然だめだ』と思わないでください。

子どもでも分かる【スゴイ子】と比較されるのは、すごく嫌なことです。

勉強面で他の子とは違う力を発揮しているのは、そもそも運動神経と同じように子どもが持っている馬力自体が異なるというのを理解することが大切です。

それでは、一体神童さんは他の子と、何がどう違うのでしょうか。

 

集中力と暗記力が違う

まず、集中力と暗記力が桁違いです。

これは塾で仕事をしている時に出会った神童の生徒を観察している時に気がついたのですが、その時神童は小学校1年生でした。

その子の集中力と比べると受験生である中学3年生や高校生の集中力の方が劣るということが多々ありました。

学力が高い中学生やトップ高校に通う高校生と遜色がなく、7歳の小学生と力のある15歳から17歳の中高生が同程度の集中力があるというのは驚異的なことでした。

そもそも、受験生や高校生でありその中でも学力上位層は『勉強をする習慣を10年近く継続してきた子』になります。

そういうお兄さん、お姉さんと同じような集中力を7歳の子がキープできるというのはすごいことです。

『集中力が桁違いに良い』というのは子ども達の塾や学校にいる神童さんにも共通する特徴で、子ども①が塾の自習室で勉強している時に同級生の神童さんはご飯を食べる時以外はずっと同じ集中力を維持して勉強している姿を目の当たりにして、衝撃を受けていました。

普通の子は、勉強する時の集中力が持続する時間は30分から45分がMAXで、その間に休憩をいれて勉強を再開します。

そういう一般論が通じないくらい、神童さんは集中する時は声をかけても気がつかないくらい集中できる力があります。

そして、暗記力、つまりは記憶力もすごいので数回やって覚える、5回やって覚えるという暗記系の勉強を1回で覚えてしまいます。

普通の子が5回で1つのことを覚えている間に、5つのことを覚えられるので非常に効率がよく、どんどん新しいことを吸収していきます。

また、覚えたことをすぐに忘れてしまうこともないので、『暗記した内容を長い間記憶できる』という特徴があり、復習にかける時間も少なくてすみます。

 

理解力が半端ないので先取りしても平気

明らかに勉強に関するスペックが飛びぬけて高い神童タイプの子は、集中力や暗記力の他にも理解する力も実年齢を越しているので勝手に先取り学習をしても平気です。

学校や塾の授業を受けて理解を深めて、家庭学習でさらに理解度を深めていくパターンが勉強の王道ですが、神童さんはそういう王道から逸脱するような独自の勉強をしていることも珍しくありません。

小学生2年生で2学年上の4年生の単元を勉強しても普通に理解でき、興味関心があれば勝手に自分から勉強していきます。

親が誘導して勉強させるのではなく、『自分で勉強しても理解できるし面白いから先取り学習をしたい』という気持ちを持っています。

この時点で、普通の子とは感覚が違うというのが分かると思います。

塾などに入ると、学校では習わない応用問題にも取り組むことになるので、スイッチが入ったように『分からない問題をドンドン解きたい』という気持ちがドカンと大きくなり、中学受験するしないにかかわらず『たくさん学びたい』となるので、同じ学年の子の中で頭一つどころか、二つ、三つも抜きんでて周囲の人から神童認定されます。

 

勉強をする上で必要なスキルを十分過ぎるくらいの素質を持ち、自発的に勉強する意欲があるのですから、成績もうなぎ上りのように上がります。

しかも、その学力に甘えることなく勉学に励むというのが神童の特徴です。

その存在は尊敬の対象になる一方で、羨ましいという感情や自分を卑下してしまう気持ちを引き出してしまうこともあります。

 

早々に諦めるのはいけない

普通の人が首を曲げて上を見上げるような存在で、ただただ『スゴイな』とか『やはり生まれながらにして違うんだろうな』と思い、自分の不甲斐なさを感じてしまった経験のある方もいると思います。『勉強は頑張ってもあんな風になれない』と匙を投げてしまうのも仕方がないことです。

しかし、そこで諦めてしまうと全てが前進することも現状打破することもできません。

また、自分の子どもに対しても神童タイプの子と比較して優劣を決めるのも禁物です。

ものすごい才能を持っている子と常日頃から親に比べられると、自尊心が傷つけられ、自己肯定感が低くなります。

暗記力や集中力、そして理解力は運動神経と同じように生まれ持った素質の差はあります。

ただ、運動面とは異なり学力の素質が小さい頃から個人差があるというのは学校でも大々的に話すようなことはなく、表向きは『全員平等に授業を受ける』に統一されています。

これは子どもが勉強で必要なスキルが個人個人違うということを知らないまま『頑張れば成績が上がる』という目標を持ちやすい面もあれば、神童さんと自分の違いをちゃんと理解できないまま子ども時代を過ごすということにもなるので、なかなか難しい問題も抱えています。

しかし、学校では『みんな平等』という空気感の中で勉強をしているのですから、家庭で親が『あの子は天才だけどうちの子は本当に大したことがない』と言われると、そのギャップに苦しむことにもなります。

 

神童タイプの子に追いつくことは難しいものがありますが、勉強スタイルや努力することの大切さを彼ら、彼女たちから学ぶことはできます。

『もともと賢い子でもあれだけ努力している』という事実は、普通の子にとって『自分たちがやらなければどうなるのか』と思わせるきっかけにもなります。

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