10歳の壁、というものは教育産業でも一つのキーワードとして年々存在感が大きくなってきています。
脳的の発達過程と教育に携わっている人の話を総合しても、やはり10歳前後は子供にとって一つの山場を迎えるのは間違いありません。
今回、子ども①にやってきた10歳の壁・反抗期の経験を交えながら対策を考えていきたいと思います。
エール出版社より本が出版されました。
小学3年生から4年生で気をつけるべきことを詳しく取り上げています。
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キンドルとは違う読み心地かなと思いますので、読み比べもしてみてください。
内容は一緒です!
透明教育ママの絵日記 教育系コミックエッセイだけど役に立つ可能性ゼロ【ブログ放置編】
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10歳・小4の壁は放置してはいけない
反抗期は放置すればいいんじゃない、成長過程の1つだし、という方もいることでしょう。
私自身、放置プレーされた子でした・笑。
育児放棄はされていませんが、何と言うか学校での出来事など聞かれた記憶はほぼありません。
あると言えば、1年生時の絵日記をまったく書いていないことが最終日にバレ、それを見かねた母が絵日記の絵を描いてくれたのです。
が、あまりにも酷い出来だったので思わず「下手だね」と口にし、ゲンコツをくらいました・・・。
それ以来、九九と割り算が本当に出来ているのかどうかの軽いチェックが入ったこと以外、学業に関しては深く関わってきませんでした。
そうなるとどうなるか?
身をもって知っています。
勉強しません。
10歳前後に脳の発達で自我が芽生えてくると、自発的に勉強する気力が減退します。
私の場合、奇跡的に中学で覚醒して何とかなりましたが、多くの子どもは10歳までに勉強に関して親が無関心だとそのまま勉強しない子にスクスク育ちます。
それでは、学習習慣が身に付いている子なら10歳前後で見られる反抗期を見過ごしてもいいのでしょうか?
答えはNO、です。
無意識のうちに起きる脳の成長に戸惑う子供
普通の小学3,4年生が自分の脳が変化することを理解することは難しいことです。
これが身長や体つきなど目で分かる変化であればすぐに理解できます。
しかし、全く見えない脳の成長について思いを巡らすことはできません。
で、基本的に幼い子ども①が夏前頃から急に言動がチグハグになってきました。
きつい口調というか小さなことでも反抗・・・。
夫は「その態度はなんだ!」と注意していましたが、どう考えても反抗期の波がきているんですけど~、と説明。
親なんだから変化に気が付けいてよ!、と突っ込みたくなりました・・・笑。
親的には子供の反抗的な態度はイライラの原因になり、家庭内も不穏な空気に包まれがち。
とはいっても、まだ本格的な反抗期ではないので、深刻な状態にはならないことが多いでしょうか。
で、子ども①は自他ともに認める甘えん坊・長子体質。
なのに、甘えたいはずの親にキツイ口調で話しかけてしまうことを自分でも反省するの繰り返し。
反省している、けれど難しい、態度が昔みたいにできない、と本人なりに悩んでいる様子・・・。
最初のうちはイライラ気味の私でしたが、少しは怒りをトーンダウンして対策を練ることに。
1. 言われたことと同じことを言って相手の気持ちを知る
10歳になって子供はなんだか大きい人間になったと勘違いします。
かつての私もそうでした。
誕生日が来るのが楽しみだったなんて、今では信じられません・笑。
とくに10歳は、一桁から二桁になるので特別な誕生日なんですよね、子供的に。
そういったことも影響して、大きく出てしまうのでしょうか。
子ども①のキツイ言動をプチ反抗期だからとそのまま見過ごしたら、中学&高校でさらに悪化し修復不可能になる、と夫婦で話し合い対策を話し合いました。
子ども①は純朴なので、相手も同じことを言ったら泣くハズ、と意見が一致したので。
ということで、まず平日私が実行。
子ども①悪態つく
↓
私も同じように悪態
↓
子ども①に顔が泣きそう
↓
さらに私が悪態返し(子ども①と同じことしてるんだぞ!、嬉しい?と言いながら)
↓
泣いてトイレに籠る子ども①
子ども②③はオロオロしていましたが、このまま反抗期を放置して面倒な子にしてはいけないための計画、と伝える。
子ども②は理解。
子ども③はポカ~ン顔・笑。
10分後、おやつの時間になったので、「○○を食べよう(子供①の大好物)」と大声で言うと忍者のようにトイレからでて、私に「ごめんなさい」と謝罪。
効果はあるものの、1回では治らないので複数回やっています。
正直面倒ですが、自分のイライラを相手にそのままぶつけることの愚かしさを学んでくれればいいです。
成長してくれれば、と。
もちろん、子供に対して愛情表現などするアフターフォローは必須です。
それがないと、問題収拾は望めません。
2. 勉強への意欲減退の対策を講じる
まるで中2病の男子や女子高校生のように、突如勉強への意欲が下がってきました。
もともと超高いわけではありませんでしたが、明らかに低空飛行。
このまま放置すると、低空飛行の気持ちよさを覚えて上昇気流に乗っかるのは難しくなります。
これは、将来の夢具体的に話合い、計画を立てるのが一番早く理想的です。
お医者さんになりたい!、という子はやはり人の命にかかわることなので勉強しないと叶わないと理解しますよね。
子どもでも簡単に想像がつくので、勉強に取り組みやすい職業。
子ども①は医師希望ではないので超具体的にそして模範的な人物を探すしかありません。
子ども①は小さい頃から宇宙に興味がありました。
が、本人食べ物が好きで料理人になればいくらでも食べられると勘違いしてずっと、寿司職人とかシェフ、パティシエなどが夢でした・・・。
ちなみに、家では夕飯の手伝いはしません。するなら卵の殻むき程度・苦笑。
クリスマスケーキを作る時はデコレーションのイチゴを子供たちで飾りますが、将来は食に関する仕事!、と熱望するにしては実際の料理には無関心。
100%不向きなのは間違いなし。
しかし、2018年夏の火星接近に合わせるようにようやく自分の気持ちに気が付きました。
【宇宙や星が大好きだ!!!】、と。10歳の心の変化がそうさせたのでしょうか。
とりあえず、宇宙関連の仕事をしたいと熱望しているので完全に理系コースに乗らないとムリ。
しかも、難関大学でないとムリ(他の大学でも可能性はあるけど厳しい)、ということを伝えました。
親類縁者に宇宙開発系の仕事をしている人がいれば容易に想像がつきます。
そうではない場合、ちゃんと子供に説明しないと、夢のルートをどうやって乗るのかわからないんです。
好きだからできる!、と勘違いして気が付いたときは選べるものがほとんどない、という高校生時代の大学選び時の私のようになりかねません・・・。
親もこっそり子供の興味関心のある分野の本を読んで、かみ砕いて説明することもオススメです。
日本人が大好きなド根性大逆転物語系です。
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それとは真逆な作者(開成卒)が、東大→MIT→慶応大学で講師→NASAへの転職を語る話も、同じ宇宙開発の土俵にいるけれど入り口が異なる面白さがあります。
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やはり諦めてはいけない、諦めたらそこで道が終わる、デス。
こういった話をしていき、子供①も勉強次第で自分の宇宙への距離が遠くなってしまうことに気が付きました。
3. つかず離れずのスタート時期
親としては寂しいのですが、オギャ~、と産声を上げてから育ててきた子供が10歳前後から少しずつ独り立ちの準備が始まることを肌で感じています。
相変わらず、見て・聞いて・こっち来て、と長子体質丸出しですが、反抗的な態度からみて親子の関わり方をマイナーチェンジしていかない時期にやってきました。
子供①に判断を委ねる回数をふやし、意見を聞いたり一人前扱いしていかなくては、と。
結論 10歳の壁は親子の最初の試練です
本を読んだりして事前知識も入れていましたし、仕事は塾講師だったことを踏まえても、やはり実際子供が初めての反抗期を迎えての対処の仕方は試行錯誤が続いております。
大きな山(反抗的な言動)は越えましたが、これからもドンドン子ども①はやらかしてくれるでしょう・笑。
それにしても、こうして子育てしていると思います。
私は自由だったと、自由すぎてボロボロ気づかないといけないことをこぼしてきたな、と。
一番は、やはり勉強そして将来の夢への設計図をまったく計画できなかったことですね。
何かやろう!、と思ってもお金や自分の学力不足で希望学科を塗り潰していくしかなかったですからね。
子供にはそういった思いはさせたくないです。
調査結果からも判明。
10歳が学力の境目です。
10歳で表に出て、9歳からヒタヒタと差が出始めます。かってに9歳の坂道と命名しています・笑。
将来の学力は10歳までの読書量で決まるらしい、です・・・。