優等生だけれど・・・ 志望校に入っただけの子にならないための対策 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

優等生だけれど・・・ 志望校に入っただけの子にならないための対策

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今回は【優等生だけれど・・・ 志望校に入っただけの子にならないための対策】と題し、お話をしていきます。

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高校受験では、真面目にコツコツ取り組む優等生タイプの子が、安定した成績を取り、第一志望校に合格することは珍しいことではありません。

周囲からも【しっかりしている】【この子は大丈夫】と評価され、受験を乗り越えた時点では順風満帆に見えます。

しかし実際には、入学後に伸び悩んだり、思ったほど活躍できなかったりするケースが少なくありません。

いわゆる【志望校に入っただけの子】になってしまうのです。

これは決して能力の問題ではなく、優等生特有の学び方のクセや、受験期の成功体験が影響していることが多いです。

優等生タイプは【与えられた課題を正確にこなす力】に優れている一方、自分で問いを立てたり、学習の優先順位を判断したり、失敗から立ち直ったりする自走力が十分に育っていない場合があります。

トップ校の授業では、この自走力こそが問われます。

だからこそ、合格しただけで安心してしまうと、中高の学びの中で成長が止まってしまう危険があるのです。

そこで今回は、優等生が陥りがちな落とし穴と、志望校で真に伸びるために必要な力を整理し、親ができるサポートのポイントをわかりやすく解説していきます。

 

優等生が伸び悩む理由

まず、優等生と呼ばれる子どもは、受験勉強において安定した成果を出しやすく、第一志望校合格までの道のりも比較的スムーズに進むことが多いものです。

真面目で指示をしっかり守り、計画どおりに課題をこなせるため、塾のカリキュラムがそのまま力に変わりやすい。

それが優等生の大きな強みです。

しかし、中学に入った途端に【急に伸びが止まった】【上位にいたはずなのに、気づけば中位層に沈んでいる】など、予想外のつまずきを経験するケースも多くあります。

この現象は決して珍しいものではありません。

多くの優等生が持つ学び方の特徴が、中高一貫校の主体性を重視する学びと必ずしも噛み合わないためです。

トップ校は【自分で考える力】【問いを立てる力】【失敗から立ち直る力】が求められる環境であり、受動的に課題をこなしてきたタイプの子にとっては、まったく別世界に感じられることさえあります。

つまり、優等生が伸び悩む背景には、能力不足ではなく学び方の転換が必要になる時期に直面しているという構造的理由があります。

ここでは、その原因を3つの視点から丁寧に整理していきます。

 

①【正解】を重視しすぎるため思考の幅が狭くなる

優等生タイプは、与えられた課題を正確にこなし、効率よく正解へ到達する力に優れています。

受験期にはこの姿勢が強みとなり、ミスを減らし、安定した得点力を発揮できます。

しかし、その過程で【正解を出すこと=学習の目的】という考え方が無意識に定着し、トップ校が求める考えの広がりや仮説を立てる姿勢が弱くなってしまうことがあります。

中学以降の授業では、答えそのものより【どう考えたか】【どんな別解を思いついたか】が評価される場面が増え、そこにギャップが生まれます。

優等生は間違うことを避ける傾向が強く、曖昧な状態で考え続けることに強い不安を感じがちです。

そのため、新しい概念に触れた際に答えを急ぎすぎることが起き、理解が浅くなったり、発表の機会を逃したりしてしまいます。

結果として、深い思考が育ちにくく、クラスメイトが議論を楽しみながら理解を深める中で、【自分だけ取り残されている】と感じてしまいます。

つまり、優等生が伸び悩む第一の理由は正解至上主義が思考の幅を狭め、探究的な学びに移行する際の大きな壁になってしまう点にあります。

 

②課題はこなせるが自分で学びを設計する経験が不足している

受験期の優等生は、塾から提示されるカリキュラムや課題を確実にこなす才能を持っています。

しかし、それは裏を返せば【与えられた枠の中で力を発揮する】という学び方に最適化されているとも言えます。

進学校に入ると課題の量や難易度が一気に増え、何から手をつけるか、どの単元をどれだけ復習するかを自分で判断する必要が出てきます。

このとき、優等生タイプは【決められた通りにやる】ことには慣れていても、【必要な学習を自ら選ぶ】ことに不安を覚えやすく、優先順位づけがうまくいかず、気づけばキャパオーバーになってしまうことがあります。

また、授業の進度が速い学校では【分からないところを置いたままにしない】ための工夫も重要ですが、受動的な学習が中心だった優等生は、その方法を知らないまま進級してしまうことが多いのです。

結果として、理解の穴が徐々に広がり、気づいたときには努力しているのに成績が上がらない状態に陥ります。

つまり、伸び悩みの第二の理由は、受験期に成功していた【受動型の学び】が、高校に入って以降に求められる【自走型の学び】と合わなくなる点にあります。

 

③失敗経験が少なく打たれ弱いまま中高に進む

優等生は小学生や中学生の段階で大きくつまずく経験が少なく、テストでも模試でも上位を維持してきたケースが多いタイプです。

これは間違いなく強みですが、同時に失敗耐性が育ちにくいという側面があります。

トップ校に進むと、クラスのほぼ全員が地元の優等生で構成されています。

これまで当たり前に取れていた点数や順位が簡単には取れなくなり、【努力しているのに勝てない】【自分はできないのではないか】という初めての感覚を強烈に味わいます。

ここで踏ん張れるかどうかは、失敗をどう捉えてきたかに大きく左右されます。

しかし優等生タイプは、失敗に慣れていないため、少しのつまずきが大きな自己否定につながりやすく、結果として行動が消極的になり、さらに学力が伸びなくなる悪循環に陥ることがあります。

本来なら、失敗は学びのチャンスであり、改善の道筋を考える絶好の機会です。

しかし、優等生にとって失敗は避けるべきものであり、自分の価値を揺るがすものに感じられることさえあります。

伸び悩みの第三の理由は、まさにこの失敗耐性の弱さであり、入学後に最も大きな差を生むポイントでもあるのです。

 

志望校で伸びるために必要な3つの力

さて、優等生タイプの子が高校受験を突破して入学した高校でさらに伸びていくためには、受験期に身につけてきた【再現性のある努力】だけでは足りません。

トップ校や難関校はただ知識を身につけるだけの場所ではなく、自分の頭で考え、問いを立て、学習を自ら組み立てることが求められる環境です。

そのため、入学後に成績を上げ続ける子は、受験の延長線上にある学び方を続けるのではなく、中高から求められる学習姿勢へとシフトできた子です。

優等生が伸び悩む背景には、環境変化に対して学び方をアップデートできず、【指示待ちの勉強】から抜け出せないという問題があります。

しかし裏を返せば、必要な力さえ身につければ、優等生の持つ誠実さ・努力の継続力・基本学力の高さは、高校以降で大きなアドバンテージに変わります。

ここでは、志望校で本当に伸びるために不可欠な3つの学習力を取り上げ、それぞれをどのように育てていくかを取り上げていきます。

これらの力は、受験勉強の延長では身につきにくい一方、意識すれば確実に鍛えられるものです。

優等生が入学しただけの子で終わらないためのカギは、この3つの力をどれだけ早く身につけられるかにあります。

 

力①問いをつくる力

志望校で伸びるために最も重要な力の一つが、自分で問いを立てる力です。

優等生タイプは、与えられた問題を正確に処理する力は高いものの、【なぜそうなるのか】【他の方法はないか】と深掘りする習慣が弱い傾向があります。

しかしトップ校では、答えそのものより【答えに至る思考過程】が重視され、さらに授業や課題では、自分の視点を持つことが求められます。

つまり、良い質問ができるかどうかが、学びの質を大きく決めてしまうのです。

問いをつくる力は、生まれつきの才能ではなく、日常の学習で鍛えることができます。

たとえば、教科書を読むときに【今日はなぜこの内容を学ぶのか】【この公式はどんな場面で使えるのか】といった小さな問いをノートに書き込むだけでも、思考の軸が育ちます。

問いを持って授業に臨むと、同じ内容でも理解の深さが大きく変わり、結果として成績にも反映されます。

この力こそ、優等生が指示を待つ学習者から能動的に学ぶ生徒へ成長するための最初の一歩です。

 

力②学習計画を自分で調整する力

進学校に入ると、学習量は受験期の比ではなくなり、内容も高度になります。

その中で求められるのが、自分で学習計画を組み立て、必要に応じて調整する力です。

優等生タイプは、塾のカリキュラムや家庭の指示に沿って学習する経験が長いため、計画立案や取捨選択が苦手なことが多く、やるべきことが多い環境に置かれると【全部やらなきゃ】と抱え込みがちになります。

その結果、優先順位が曖昧になり、時間をかけるべき単元に十分な労力を割けず、成績が伸び悩む状態が生まれます。

自走力を育てるためには、完璧な計画を立てる必要はなく、むしろ【今日やることを自分で決める】【翌日、必要に応じて修正する】という小さな積み重ねが重要です。

また、理解が追いつかない単元が出たときに後回しにせず戻る判断ができるかどうかも、大きな分かれ目です。

計画を調整する力は、勉強量を増やすことよりも、本当に伸びる学び方へと変化するための必須のスキルなのです。

 

力③失敗を経験値に変える力

志望校に入った優等生が最もつまずきやすいのは、【初めての本格的な失敗】をどう受け止めるかです。

トップ校では、周囲が全員優秀なため、これまで当たり前に取れていた点数が簡単には取れなくなります。

ここで自信を失い、【自分はできない】と自己否定に向かう子が少なくありません。

しかし、成績が伸び続ける子には共通点があります。

それは失敗を学びに変換する力があることです。

たとえば、テストで失敗したときに【なぜ間違えたのか】【どこを改善すればいいのか】と冷静に分析し、次に活かすという行動が自然にできる子は、経験を積むほど強くなります。

優等生タイプはミスを恐れる傾向が強く、失敗そのものを回避しようとするため、この力を意識的に育てる必要があります。

ポイントは、落ち込み過ぎず、軽視もしないバランス感覚を身につけることです。

失敗は能力の証明ではなく、成長の材料であり、改善のヒントの宝庫です。

この視点を持てるかどうかが、志望校で伸びるか停滞するかの境界線となります。

 

親ができるサポートと伸び続ける子の家庭の心構え

ところで、受験を終え、子どもが志望校に合格すると、親はホッと胸をなで下ろしたくなるものです。

しかし、本当に重要なのは大学受験までのラスト3年間になります。

子どもの人生を大きく決める高校3年間でどれだけ学び、どれだけ成長できるかです。

優等生タイプは、受験期に多くの成功体験を積んだ反面、失敗経験が少なく、自分で選択・調整する学び方にも慣れていません。

そのため、入学後に訪れる初めての壁をどう乗り越えるかは、子ども本人だけでなく、親の関わり方にも大きく左右されます。

トップ校では、学習内容だけでなく、価値観・人間関係・自己理解など、あらゆる面で成長のチャンスが訪れます。

しかし、親が受験の延長線上の関わり方を続けてしまうと、子どもはかえって自立が遅れ、学びの主体性が育ちにくくなることがあります。

つまり、入学後の家庭の心構えは、学力以上に子どもの成長に影響します。

ここでは、優等生が【入っただけの子】で終わらず、自分の力で学び続けるために、家庭としてどのような姿勢を持てばよいかを、3つのポイントに整理して解説します。

 

ポイント①【あなたは勉強苦手な子】の呪いを解く

子どもの伸びを止めてしまう最大の要因の一つが、親や周囲からのレッテル貼りです。

優等生タイプは幼い頃から【できる子】として扱われる一方で、少しでもつまずくと【本当は苦手なんじゃないか】と自らを疑い始める傾向があります。

そこに親の【あなたは○○が苦手だからね】の一言が重なると、その言葉は子どもの自己認識に深く刻まれ、挑戦を避ける行動につながってしまいます。

親が意図していない【呪い】の言葉は、とくに優等生にとって強く作用します。

伸びる家庭では、たとえ成績が落ちても【苦手】という表現を避け、【今はまだ慣れていないだけ】【ここから伸びるチャンスだね】と成長の余白を示す言い方をします。

これにより、子どもは自身の力を固定的に捉えず、努力次第で変わる、伸びるものとして理解できるようになります。

苦手という言葉を使わないだけで、子どもの挑戦意欲は大きく変わります。

 

ポイント②結果ではなく【粘り強さ】と【過程】を褒める

優等生は正解を出すことに価値を感じやすく、そのため結果に一喜一憂しやすいタイプでもあります。

しかしトップ校で伸びる子は、結果より過程に価値を置きます。

親が意識したいのは、テストの点数や順位ではなく、【どう考えたか】【どんな工夫をしたか】【どこまで粘ったか】というプロセスを丁寧に評価することです。

たとえ結果が伴わなかったとしても、【最後まで投げずに考えたね】【自分でやり方を変えてみたのは大きな成長だよ】など、努力の質を認める声かけを積み重ねることで、子どもは学びの内的な動機を育てていきます。

また、結果中心の声かけは、失敗を恐れ挑戦を避ける原因になりますが、過程を褒める習慣を持つ家庭では、子どもは安心して新しいことに挑戦できるようになります。

 

ポイント③成長曲線は階段状であると知る

子どもの成長は、テストの点数のように一直線には伸びません。

とくに地元のトップ高校では、学習内容の難易度が急に上がる時期があり、そのたびに一時的な停滞や後退が起きることがあります。

優等生タイプの子を持つ親は、成績が落ちると【何がいけなかったのだろう】と過度に心配しがちですが、子どもの学力の成長は階段状に進みます。

伸びる前には、その分の土台づくりが必ず必要で、その期間は表面上の成果が見えにくくなります。

この仕組みを理解している家庭では、一時的に調子が悪くても慌てず、【今は伸びる前の準備期間だね】と落ち着いて受け止められます。

この待てる姿勢が、子どもの安心感となり、結果として本当に伸びるタイミングで一気に成長する力につながります。

逆に、短期的な結果に振り回される家庭では、子どもは不安を抱え、チャレンジに消極的になり、伸びるはずの時期を逃してしまいがちです。

成長曲線を正しく理解することは、親にとっても子どもにとっても、学びの安心感をつくる最も重要な心構えなのです。

 

合格は終わりではない。ここから始まる長い成長の物語

中学受験は、子どもが初めて本気で努力し、成果をつかみ取る大きな経験です。

しかし、志望校に合格した瞬間がゴールのように見える一方で、本当の意味での【成長のスタート】はその先にあります。

とくに優等生タイプは、受験期に成功体験が多かった分、入学後の環境変化によって初めて大きくつまずくことがあります。

これは決して能力が足りないからではなく、成長のステージが変わっただけです。

必要なのは、受験の延長線にある学び方ではなく、主体的に学び続ける姿勢へと進化することです。

そしてその過程を支えるのは、家庭の心構えです。

 

伸び続ける子どもたちに共通しているのは、結果ではなく【努力の質】を大切にし、失敗を成長の材料として受け止められること。

これは一朝一夕で身につくものではなく、日々の小さな声かけ、安心できる家庭の雰囲気、そして待てる親の存在によって育つ力です。

学力は直線的には伸びません。

階段を上るように、停滞と爆発的成長を繰り返しながら、確かな実力が積み上がっていきます。

 

子どもが高校での3年間で本当に伸びるためには、親が【できた・できない】に一喜一憂するのではなく、学ぶ姿勢や粘り強さに目を向けることが大切です。

志望校合格はスタートラインに過ぎません。

そこからどれだけ伸びていけるかは、子ども自身の力と、それを信じて見守る親の姿勢にかかっています。

どんな優等生も、環境が変わればゼロからの挑戦です。

しかし、適切なサポートがあれば、必ず自分の力で成長していくことができます。

合格したその先にこそ、子どもの本当の可能性が広がっているのです。

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