今回は【小学3年生から意識したい 華々しく中学デビューを飾るには】と題し、お話をしていきます。
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ありがとうございます。
中学受験しない多くの子どもたちにとって、中学というのは【自動的に進学できる学校】という位置づけだと思います。
小学校と同じように義務教育なので、地元の中学に進むのであれば受験する必要もありません。
部活があったり制服を着て学校に行く、テストが変わるというのは聞いているけれど、小学校の延長戦のような感覚な子もいます。
ただ、親の方からすると【そんなことはないよ】と断言できます。
小学生時代はほぼなかった先輩後輩という上下関係、数ヶ月に一度行われる定期テストや年3回程度行われる実力テストで嫌というほど学力が分かってしまうことや、クラスや学年の中でのヒエラルキー、受験する高校のレベルなど、小学生の頃以上に周囲の目を気にしながら、人間観関係や勉強に悩まされることもある3年間になります。
中学進学に向けて子どもが【中学生になる】と感じるのは小学6年生の秋の終わりから冬にかけてからだと思います。
制服を作りに行ったり、指定体育着を購入したりすると【もう中学生になるのか】と否が応でも実感します。
小学生に進学する時のランドセルを購入したようなドキドキ感ではなく、おそらく【嫌だな】というマイナスな感情の方を強く抱く子の方が多いと思います。
どうしても中学生になれば校内順位が出たり、中学生の次に進学するとなると高校受験が待ち構えているので12歳の子どもからしたら一気に大人のような世界に身を置くので【嫌だな】と思うのは自然なことです。
私も小学6年生の時に『高校進学も中学みたいに学区の高校に進めるようになればいいのにな』と真面目に考えていました。
中1ギャップという言葉があるように、小学校と中学校とでは学校生活、そして子どもの日常生活もガラリと変わってしまう大変化ですから、小学校6年から備える、意識し始めるというのはちょっと遅いと個人的には感じています。
子どもの性格や態度は短期間で変えることはできないので、まだ反抗的な態度などが強くなる前の小学3年生から『中学ではこういう風になる』という話を家庭でしていくと、子どもが問題なく中学校デビューできる助けになります。
煽りや自慢など言動を改善する
まず、中学生になってから勉強というものを親は一番気にするとおもいますが、中学校生活をトラブルなく過ごすという視点を持つことも大切です。
今の時代はスマートフォンの存在を無視して子どもの思春期を語ることはできません。
中学生になるとかなりの子どもたちが自分専用のスマートフォンを持つので、そこを発端とした根深い問題も発生しやすいです。
直接顔を合わせないでも会話や情報が行き交うので、真実ではないことが広まったり、軽い気持ちであっても同級生などを深く傷つけることもあります。
子ども時代によくある『煽り』『自慢』というのは周囲から嫌がられる言動であり、そういう性格を直していかないと中学生になってからトラブルの原因になることもあります。
たとえ小学生の時は目立つグループに属していても、中学でちょっとした言動で周囲から孤立することもあります。
実際、子ども①②の小学校の同級生の中で中学進学後に色々と起きてトラブルが続出しているという話を耳にしています。
小学生時代からは想像できないようなことが起きるので、『煽りや噂話をしない』『モノなどの自慢を控える』ということをよく言い聞かせてください。
小学生時代から何かしらトラブルを起こしている子は、中学生になっても色々と問題を起こすので、『うちの子はやんちゃんだな』『うちの子は友達とよく喧嘩しているみたいだけど・・・』と感じている時は、子どもの学校での言動や性格をしっかり把握して、そのまま放置することなく少しでも言動を改善させていきましょう。
責任感と真面目さが大切
地元の中学に進むと、高校受験をすることは避けられないのですが、公立高校を受験するときは内申書の存在も大きく、教科の通知書がどうなのかや授業態度も気にする必要があります。
進学校を目指す子ほど委員会活動や生徒会活動、部活動でリーダーシップを取る役職に就いていたり、教科の評定もオール5に近いなど『絵に描いたような優秀な生徒』です。
内申書に含まれる評定の重要度は自治体そして高校によって変化します。
一般的に進学校になればなるほど当日の筆記試験の点数が重視されますが、やはり内申書もしっかり確認されるので『学校生活でやりたい放題やっても大丈夫』とは言えません。
とくに勉強できれば良い、点数を叩き出せばよい、という考えを持つのは危険です。
繰り返しになりますが、進学校を受ける場合はライバルが『その中学の優等生』になります。
当日の筆記試験で少しばかりやらかして、しかも内申書の方があまり期待できないという事態を避けるためにも『責任感と真面目さの重要性』を親の経験談などを伝えてみてください。
責任感がある子は小学生時代以上に周囲から重宝されます。
面倒なことを他人に押し付けて何もしないと『アノ人に頼んでも仕方がない』『あまり深く付き合わないようにしよう』と思われ、人づきあいの広がりをみせられません。
中学では定期テストの過去問などを先輩などから借りるということも多々あるので、貸し借りをする際も信頼関係がないと貸してもらえないこともあります。
小学生の頃はそういうことを意識することはないですが、成長すると益々人間性も重視されます。
グループ活動が増えてくる小学4年生以降は役を全うすることをし、クラスメイトと協力する経験を積んでいくことの重要性、そのことが中学での内申書にどのような影響を与えるのかと教えましょう。
勉強ができる子は小学校以上に存在感が増す
言動や責任感は大切ですが、やはり中学では勉強をないがしろにすることはできません。
そして、勉強ができることで中学校での存在感が増していきます。
小学生の頃は運動が出来ている子、面白い子などが目立ちますが、中学生になると学力の高い子が目立つようになりす。
定期テストが行われると『誰がどのくらい賢いのか』というのも学年で噂になったり、共通認識として皆が知るようになります。
勉強ができると周囲から尊敬されるようになり、色々な責任のある役職に回りから推挙されることもあります。
私も小学生の時はグータラ小学生で誰からも『この仕事はまち子ちゃんにやってもらいたいよね』という声がけをしてもらったこともありませんし、『あの子が相応しいよね』という対象になったことはありませんでした。
しかし、中学から成績が良くなっていくにつれて『この仕事、やらないの』という声を同級生からかけられるようになり、周囲の目というか態度の変わりように驚きました。
どの高校を受験するかは中学での成績、学力によって決めていきます。
進学校を目指している子というのは定期テストを重ねるごとになんとなく分かってきます。
私の場合は、中学2年生くらいになると『どうやら成績が良いらしい』と認識され始めたので、その過程で学年での存在感が増していきました。
勉強がそれなりに出来る子が目立つ一方で、小学生の頃に人気を集めていた【成績はイマイチだけれど運動神経が抜群に良い子】は中学に入ってから徐々に目立たなくなっていきました。
どちらもできる子は小学生時代も中学生時代も相変わらず注目を集めますが、運動だけ得意な子は勉強が得意な子に取って代わられるようになるというのは、私の子ども時代だけでなく、子ども①②の話を聞いていても感じています。
中学で安定した学校生活を送るには、態度や言動そして勉強面が重要だということを少しずつ子どもが小学生の頃から家庭で親子の会話のテーマとして取り上げてみてください。