イライラが学力のブレーキに?今すぐ始めたい気持ちの整え方 | 元塾講師 透明教育ママ見参!!

イライラが学力のブレーキに?今すぐ始めたい気持ちの整え方

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今回は【イライラが学力のブレーキに?今すぐ始めたい気持ちの整え方】と題し、お話をしていきます。

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ありがとうございます。

 

勉強になるとイライラしたり、些細なことで気持ちが乱れたりする。

そんな我が子の姿に、戸惑いや不安を感じたことのある方はかなりいると思います。

学力を伸ばすには努力や知識も必要ですが、実は【気持ちの安定】がその土台を支えていることをご存じでしょうか。

落ち着いて学習に向かえる子は、集中力や記憶力も高まり、自然と学びの質が高くなります。

一方、感情の起伏が激しいと、勉強に対して前向きになれなかったり、ちょっとした失敗で自己否定に陥ったりすることが増えてしまいます。

 

このような状態が続くと、どれだけ良い教材を使っても、学習効果は半減してしまいます。

しかし、逆に言えば、心の状態を整える工夫を日常に取り入れるだけで、ぐんと学習効率は上がるのです。

そこで今回は、イライラしやすい子が学力の伸び悩みに直面する理由、心が安定している子どもに見られる特徴、そして気持ちを整えるために家庭でできる具体的な対策について、3つのパートに分けてお伝えします。

【勉強に向かうときの空気を変えたい】【もっと子どもを前向きに学ばせたい】と感じている方に、きっと役立つヒントが見つかるはずです。

 

なぜイライラが学力のブレーキになるのか

まず、子どもが勉強を始めると、急に機嫌が悪くなったり、イライラしたりして、なかなか学習に集中できない、といった悩みを持つご家庭は少なくありません。

【もっと集中してくれたら】【なんでそんなに怒るの?】と親もつい困惑してしまいがちですが、実はその感情の乱れこそが、学力の伸びを阻む原因になっているのです。

 

感情が安定していると、頭の中はスムーズに情報を処理し、学びに集中することができます。

一方、イライラや不安などの強い感情があると、脳はストレス状態になり、理解力や記憶力、判断力が低下してしまいます。

勉強に向かうたびに感情が乱れてしまう状態が続くと、学習が積み上がらず、やがて【できない】【やりたくない】といった否定的なイメージが定着してしまいます。

 

ここでは、イライラしやすい子どもがなぜ学力の伸びにくさを感じやすいのかを、3つの視点から解説していきます。

感情と学習の関係性を理解することで、今後の関わり方のヒントが見えてくるはずです。

 

理由①集中力が途切れやすくなる

学習において集中力は最も重要な力のひとつですが、イライラしている状態ではこの集中が著しく妨げられます。

人は不快な感情を抱えていると、目の前のことに意識を向け続けるのが難しくなります。

たとえば、【この問題、難しい!】と感情的になったとき、脳は解こうとするよりも嫌だという感情にエネルギーを使ってしまいます。

私も塾で復習が嫌な子、癇癪持ちな子に勉強を教えるときは忍耐力勝負でした。

心が平穏になるまでの準備時間がかなりかかり、結局勉強できたのは残り10分、ということもざらでした。

 

また、イライラしているときは、小さな音や家族の何気ない言動にも敏感になり、さらに注意がそれてしまいがちです。

その結果、勉強に集中できず、進まないことへの不満がまた新たなイライラを生み、悪循環に陥ってしまいます。

このような状態では、せっかく学んだことも記憶に定着しにくく、効率のよい学習は望めません。

集中が途切れやすい環境でどれだけ時間をかけても、成果は思うように出ず、子ども本人も【がんばっているのにできない】とさらに自己肯定感を下げてしまいます。

イライラを減らし、落ち着いた気持ちで学ぶことで、子どもの集中力は本来の力を発揮します。

まずは、勉強前に心を落ち着ける時間をつくるなどの工夫から始めるのがおすすめです。

 

理由②自己肯定感が下がりやすくなる

イライラしやすい子は、自分に対して否定的な気持ちを抱えていることが少なくありません。

【わからない=自分はダメ】【間違える=恥ずかしい】と感じると、ちょっとしたつまずきでも強いストレスになり、それが怒りや不機嫌という形で表に現れます。

こうした反応は、子ども自身も無意識のうちにやっていることが多く、【本当はもっとできるはずなのに】という自信と現実とのギャップに苦しんでいるのです。

 

さらに、感情的な反応を繰り返すことで、周囲の大人から注意されたり、否定的な言葉をかけられたりする経験が重なると、ますます【自分はダメなんだ】と思い込むようになります。

これにより、勉強に対するモチベーションはさらに低下し、学びに向かう意欲がなくなってしまいます。

 

このような負のスパイラルを断ち切るためには、できないことを責めるのではなく、多少なりともイライラしているところは大目に見て、【チャレンジしたこと】や【わからなかったことに向き合った姿勢】をしっかり認めてあげることが大切です。

自己肯定感が高まると、子どもは安心して学びに向かえるようになり、成績にも好影響が出てきます。

 

理由③勉強に対するネガティブなイメージが強まる

勉強中にイライラした経験が多い子どもは、学習そのものに対して【嫌なこと】【つらいもの】といったネガティブな印象を持ちやすくなります。

たとえば、計算問題でつまずいたときに、イライラして親から注意される、うまくできなくて泣いてしまう、という経験が繰り返されると、子どもの中で【勉強=怒られるもの】【勉強=自分がダメになる時間】というイメージが定着してしまうのです。

 

このような感情の記憶は、次に勉強に取り組もうとするときにも無意識に影響を与えます。

【またうまくいかなかったらどうしよう】【どうせわからないし…】という気持ちが先に立ち、机に向かう前から気が重くなってしまいます。

こうなると、勉強が続かない、定着しないという状態になり、当然ながら学力の向上にもつながりません。

 

子どもが勉強に対して前向きな気持ちを持つには、【わからないことがあっても大丈夫】と感じられる環境が欠かせません。

安心して失敗できる場を整え、勉強に成功体験を重ねられるようにサポートしていくことで、少しずつネガティブな印象を払拭することができるでしょう。

 

心穏やかに学習する子の3つの特徴

さて、勉強に取り組むとき、静かに集中している子を見ると、【どうしてあの子は落ち着いて勉強できるのだろう】と感じたことがあるかもしれません。

成績が伸びる子どもには、共通して【心の安定】が見られます。

もちろん、すべての子が最初から感情をうまくコントロールできるわけではありませんが、心穏やかに勉強に向かえる子は、学力面でも伸びやすい傾向があります。

穏やかに学習できる子は、ミスに過剰に反応せず、気持ちの切り替えもうまく、何より学ぶこと自体を前向きに捉えています。

これは特別な才能というより、日常の積み重ねや、環境、関わり方によって育まれていく力です。

 

ここでは、感情が安定している子に見られる3つの特徴を紹介します。

【うちの子はどうかな?】【これなら取り入れられそう】など、家庭での関わりのヒントとして参考にしてみてください。

感情面のサポートが学力の土台を育てていることに、きっと気づけるはずです。

 

特徴①自分の気持ちを言葉で伝えられる

心穏やかに学習できる子どもは、自分の感情を適切に言葉で表現する力を持っています。

【今日は疲れている】【わからないからちょっと不安】など、自分の今の状態を把握し、親に伝えることができると、感情が爆発する前に気持ちを整理することが可能になります。

反対に、言葉でうまく表現できない子は、不快な感情がたまり、突然怒ったり泣いたりしてしまう傾向があります。

これは、子どもが悪いのではなく、感情を言葉にする経験が不足しているから起きる自然な反応です。

 

穏やかに学ぶ子は、感情と向き合う練習を積んでいます。

たとえば、【わからないところを教えて】と自分から言えたり、【今日は気がのらないけど、少しだけやってみようかな】と前向きな選択ができたりします。

このように、自分の感情を受け止め、行動に結びつけられる力は、学びを止めずに続けていくうえで大きな支えになります。

親子の対話の中で【今、どんな気持ち?】と声をかけたり、絵や言葉で感情を表す練習を取り入れることで、子どもは少しずつ感情のコントロールが上手になっていきます。

 

特徴②失敗やミスを受け入れ、切り替えが早い

穏やかに学ぶ子どもたちは、勉強中にミスをしても過剰に落ち込んだり、自分を責めたりすることが少なく、気持ちの切り替えが早いという特徴があります。

【ミスは学びの一部】と捉えられる力があるため、たとえ問題が間違っていても、【じゃあどこが違ったのかな?】と冷静に見直すことができるのです。

このような姿勢は、自己肯定感と深く関係しています。

【できなかった=ダメな自分】ではなく、【できなかったけれどチャレンジできた】【次に活かせる材料が見つかった】と考えられると、失敗を怖がらなくなり、学ぶこと自体に前向きになります。

 

逆に、失敗を極端に嫌う子どもは、ミスを避けようとして消極的になったり、完璧を求めすぎて疲れてしまったりします。

これが学習意欲の低下や自己否定につながってしまうこともあります。

失敗を恐れない気持ちは、一朝一夕には身につきませんが、【間違っても大丈夫だよ】【ここまで頑張ったね】といった声かけを積み重ねていくことで育っていきます。

ミスを責めず、価値ある経験として一緒に見つめ直すことが、子どもの成長を支えます。

 

特徴③安心して学べる環境が整っている

どれだけ頭がよくても、心が不安定では学びに集中することは難しくなります。

逆に、心穏やかに学べる子は、日常の中に【安心できる環境】がしっかりと存在していることが多いです。

ここで言う環境とは、静かな部屋や立派な机ではなく、【自分を受け入れてくれる空気】や【失敗しても大丈夫と思える雰囲気】を指します。

たとえば、勉強でつまずいても怒られずに話を聞いてもらえる、比べられずに自分のペースを尊重してもらえる。

こうした小さな安心感が、子どもの気持ちを安定させ、【もっと頑張ってみよう】という意欲を育てていきます。

 

また、【ここで勉強すると落ち着く】【これをやると集中できる】といった自分なりのルーティンや安心アイテムがあることも、感情を整える助けになります。

お気に入りのノートやペン、静かな音楽など、子ども自身が学びのスイッチを自覚できると、より穏やかに勉強に取り組めるようになります。

家庭で無理に静かな環境を整える必要はありません。

まずは子どもが【安心できる】と感じられる接し方や言葉かけを意識することから始めてみましょう。

 

今日からできる!気持ちを整える3つの対策

ところで、イライラしやすい子どもを見て、【うちの子の性格だから仕方ない】とあきらめてしまう方もいると思います。

たしかに感情の波の強さには個人差がありますが、多くの場合、感情のコントロールは後天的に育てられる力です。

実際に、日常の関わり方やちょっとした工夫で、子どもの心の安定感は大きく変わります。

もちろん、専門家のサポートが必要なケースもありますが、親子の関わり方などで改善が期待できることもあります。

私も塾で仕事をしている時に、親子の会話を増やしたことで子どもが落ち着くようになったというケースに接した機会もありました。

 

大切なのは、子ども自身が【落ち着ける感覚】を少しずつ自分の中に育てていけるようにサポートしていくことです。

勉強そのものを直接指導するのではなく、【心の土台】を整えてあげるだけでも、学びに向かう姿勢は自然と変わっていきます。

ここでは、感情的になりやすい子どもが、少しずつ穏やかな気持ちで勉強に向かえるようになるために、今日から実践できる具体的な3つの対策をご紹介します。

どれも特別な準備は不要で、日常生活の中で無理なく取り入れられるものばかりです。

 

対策①感情を言葉にする習慣を育てる

感情が爆発する前に、自分の気持ちを言葉で表現できるようになると、イライラの度合いや頻度は大きく減ります。

まずは、【今、どんな気分?】と、子どもが自分の状態を言葉にする時間を日常の中に取り入れてみましょう。

これは、勉強前でも、食事のときや寝る前でも構いません。

たとえば、【今日は学校どうだった?】【嫌だったことあった?】【ちょっと疲れてる?】などと自然に問いかけることで、子どもは自分の中のモヤモヤを外に出すことができます。

言葉にすることで、頭の中が整理され、気持ちが少し落ち着きます。

 

初めはうまく話せない子もいますが、無理に聞き出そうとせず、【そうなんだね】と受け止める姿勢を大切にすることで、次第に自分の感情と向き合う力が育ちます。

また、【気分カード】や【感情ノート】などのツールを使って視覚的に表現するのも効果的です。

自分の気持ちを客観的に見つめられるようになると、勉強中にイライラしても【今、自分は焦ってるな】【ちょっと不安なんだ】と冷静に対処できるようになっていきます。

 

対策②安心して勉強に入れるルーティンを作る

気持ちが乱れやすい子どもにとって、毎回ゼロから集中しようとするのは負担が大きく感じられます。

そこで効果的なのが、【安心して勉強に入れるルーティン】を作ることです。

ルーティンとは、決まった順序や行動の流れのことで、心の準備を整える助けになります。

たとえば、勉強を始める前に深呼吸を3回する、好きな飲み物をひと口飲んでから始める、お気に入りのペンやノートを用意する、といった小さな習慣でも十分です。

【この行動をすると気持ちが落ち着いて勉強モードになる】という経験を積むことで、次第に切り替えがスムーズになります。

 

また、学習時間は25分で休憩タイムが5分といった時間を区切って勉強する方法を取り入れるのもおすすめです。

終わりが見えていることで安心感が生まれ、無理なく集中できます。

このようなルーティンは、勉強の前だけでなく、1日のリズムを整える効果もあり、子どもの精神状態を安定させる土台にもなります。

無理に続けさせるのではなく、子ども自身が【これならできそう】と思えるものを一緒に見つけていくことがポイントです。

 

対策③結果ではなく【過程】に注目した声かけをする

子どもの学習への姿勢を安定させるうえで、親の声かけは大きな影響を与えます。

とくに感情が不安定になりやすい子に対しては、【何点取れたか】【正解したかどうか】よりも、【どのように取り組んだか】【頑張った姿勢】に注目することがとても大切です。

【よく集中してたね】【最初はイヤそうだったけど、最後までやりきったね】【工夫して解いてみたんだね】といった声かけは、子どもにとって自信につながりやすくなります。

結果にばかり目が向くと、子どもは【できなければ意味がない】と思い込み、ミスを恐れてチャレンジを避けるようになります。

 

一方で、努力や工夫、挑戦を認める言葉をかけられると、【がんばることに意味がある】と感じ、多少の失敗にも動じなくなります。

これが、感情の安定や勉強への意欲の土台となります。

また、親自身も【今日はやる気が出ない日もあるよね】と感情の波を認めてあげることで、子どもは自分の気分を否定せずに受け入れることができます。

完璧を求めすぎず、少しずつの前進を一緒に喜んでいくことが、心穏やかに学ぶ力を育てるカギになります。

 

心が整えば、学びは自然に伸びていく

子どもの学力を伸ばしたいと願うとき、親はつい【もっと勉強を】【もっと集中を】と結果を求めがちです。

しかし、学びを支える本当の土台は、心の安定です。

イライラや不安などの感情が学習の妨げになることは少なくありません。

けれど、その感情を【問題】と捉えるのではなく、子どもからの【サイン】と受け止めることで、私たち親は新しい関わり方を見つけることができます。

穏やかに学ぶ子どもは、自分の感情を言葉にし、失敗を恐れず、安心できる環境の中で力を伸ばしています。

そしてその土台は、日常の小さな声かけや習慣づくりの中で、少しずつ育まれていくものです。

 

【今は気持ちが落ち着かない日なのかな?】【よくがんばって机に向かったね】そんなふうに子どもをまるごと受け止める言葉が、学力の土台をゆっくりと育ててくれます。

感情の波があるのは自然なことです。

その波を一緒に乗り越える中で、子どもは安心し、自分のペースで前に進んでいけるようになります。

 

焦らず、比べず、心を整えること。それこそが、子どもの可能性をひらきます。

 

 

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